ジョン・ランディス監督作品。
こちらの映画も主演にサタデー・ナイト・ライブというテレビ番組出身のダン・エイクロイドと、まだ大ブレイクの少し前のエディ・マーフィーという稀代の名コメディエンヌ2人による共演。
また脇を固める娼婦役で出演のジェイミー・リー・カーティスや執事役のデンホルム・エリオットも味のあるいい演技を見せてくれます。
お話はふとした切っ掛けで、商品取引所の企業オーナーであるデューク兄弟が、環境が人を変えるのか、それとも生まれついての資質なのかという会話から生まれた「実験」と称した遊びの賭けの対象として、ウィンソープとバレンタインの立場を逆転させて、その様子を観察していくというもの。
転落してからのウィンソープの描写はとにかく悲惨なんですが、サンタに化けてパーティーに潜入し、食べ物をくすねるくだりなどで笑わせてくれるのはさすがコメディエンヌというといったところ。
最後はデューク兄弟の策略に気づいた2人がとっておきの復讐を仕掛けるために重要書類をくすねるんですが、その方法も面白いです。
そのシーンにブルース・ブラザースでコンビを組んでいた故ジョン・ベルーシの実弟であるジェームス・ベルーシが出てたりして、遊び心のある配役にほくそ笑んでしまいます。
なにも考えずにサラリと観れるコメディー映画のお手本のような作品ですね。
