Ike

遊星からの物体X ファーストコンタクトのIkeのレビュー・感想・評価

4.0
全編スウェーデン語でもいいようなものを無理矢理アメリカ人の映画にしているけど、面白かったのでこれは許せる. それもジョン・カーペンターの「遊星からの物体X」(1982)と"同様に"面白かった. というのもこれは設定年からも分かる通り1982年版の前日譚であるが、同時に1982年版のリメイクと言っていいほどの塗り直し作品になっている. 塗り直しと言える根拠は主に展開だったり、雰囲気だったり. あのキッッッシャーーー!!となる時の自然と笑いが吹き出てしまうグルーブも健在. でも重要な相違点もあって、the thingの見分け方はそれに相当する. そう考えるとカート・ラッセルらは彼女らよりもスマートだったと言えるでしょう.
そして1982年版のリメイクに近いということは、やはり「ヘイトフル・エイト」(2015)を連想させるシーンもまた見受けられるのだ. 特に銀歯を入れてない人々が並ばせられるシーンはそっくり.
1951年版も観よう.
Ike

Ike