サーフ

獄門島のサーフのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
3.4
監督・市川崑、主演・石坂浩二による「金田一耕助」シリーズ第3作目となる今作。

金田一耕助は戦友の死を伝える為に彼の郷里である瀬戸内海に浮かぶ島「獄門島」を、訪れる。
その島の網元である鬼頭家は、本鬼頭と分鬼頭とに分かれており、
ある日、本鬼頭の三姉妹のうちの1人、花子が何者かに惨殺。彼女の事件を皮切りに獄門島で次々と人が殺されていく…というのが大まかなストーリー。

海に浮かぶ「獄門島」と呼ばれる島という閉ざされた空間の中で本家やら分家から因習やらでドロドロと陰鬱な雰囲気を楽しめるのが一番の醍醐味。
封建的な世界で割とキャラクターの関係性が入り組んでて少し分かりづらい部分があるので途中から頭の中こんがらがってくる。

ある物に見立てての殺人は見た目のインパクトも高いし、伏線も張られているけど「ミステリー」としての面白さはあんまりかも。
何回も言うけど世界観を楽しむ映画だと思う。

原作は昔読んであんまり内容覚えてないけどたしか原作と映画犯人違ってた気がする。これを機に原作も再読したいな〜。映画との相違点。比べながら読んでみたい。
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