ミドリババァ

獄門島のミドリババァのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
1.0
横溝正史の金田一だ…!
と思って見るとガッカリ度が高い作品。

相変わらず(毎回)坂口良子が可愛くて美しい。
大原麗子の美しさは神がかってる。
ピーターもすごく良い…美しい…。

浅野あつ子も荻野目慶子もどこに出ていたのか、キャストを見て(今みた)、出ていたことを知るレベルで分からない…(三姉妹か?)(不明)


ガッカリ度の高さは、
・犯人の1人の動機が不明なまま。
というか一応喋ってはいるんだけど、それ動機としてはめちゃくちゃ弱いしそもそも意味がわからない。
ついでに言えば、「父が死んで故郷を追われて、四十八箇所巡り」の説明時点で、はぁ?えっなんで?となったし、母の骨壷を持っていたシーンで「焼いてもらったのなら、その後子供ひとりでっておかしいやろ」「この時代にも一応保護所とかあるやろ」「なんで四十八箇所巡りつづけるかな、1人で?」
もう意味がわからなさすぎ。

もしかしてこれが公開された時代なら、そこの説明なくてもわかる時代なのか?
と思ったけど1977年やて、公開。
最近やん(おい)(オバハンやから)

本家の遺言を実行する背景もわからない。
網元で強い権力があったとしても、住職と村長が
律儀に守る必要性がないし、その理由に至る背景が書かれてないので。
しかも村長わりと空気。

これは脚本ぜんぜんダメなヤツな。
原作は知らんけど。

横溝正史の作品やと思って観たらガッカリする、ホント。