アズサ

桃太郎の海鷲のアズサのレビュー・感想・評価

桃太郎の海鷲(1943年製作の映画)
3.0
課題のために。
飛行機の音がリアル!
出てくるのは桃太郎なのに桃太郎だからこそ当時の子供たちも親しみやすく、子供たちの戦争への意識を上げるためのプロパガンダ映画だなあと感じた。
桃太郎といえば鬼ヶ島に鬼退治!というところがここでは、桃太郎が鬼ヶ島に見立てた真珠湾に突入してる。
面と向かって戦うのではなく、猿たちが止まっている飛行機を狙って攻撃するのはずるい!実際の真珠湾攻撃をアニメ版で観ているよう。
動物たちが特攻隊員のように突入したあと、無事に戻ってきて喜んでいるが、実際は特攻隊員たちは死んでいるはず。そこをみんな無事に戻っているように描いているのは、やはり子供を対象とした映画だからだろうか。
「特攻隊員は誇らしい」「戦争に行ってもみんなが死ぬわけではない」ということを子供にアピールして戦争に対するイメージを下げないようにしているのでしょうか。
アニメ画で描かれてるからあまり圧迫感はないが、内容的にはとても残酷。
プロパガンダを学ぶにはとても分かりやすい作品🤏
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