初めの子供たちの登場の仕方からショッキングで最後も苦しかった。
日常がたんたんと映されていて小さい子供たちは無邪気な表情が多いのも逆に胸が苦しくなった。
最初の方の母親の子供たちへの接し方を見ると、全く愛情がないって訳ではないようにみえたのがすごく印象的だった。母親に責任があるのはもちろんだけどただの児童虐待だけではなくてもっと近所の人が気にかけていたら、とか近くに頼れる人がいたら、長男が野球をするシーンのように子供たちに違う将来があったんじゃないかと思うとこれは立派な社会問題だと感じた。こういう風に誰にも知られずに育った人たちは将来どういう風に生活しているんだろう。とても苦しいけど本当に観るべき映画だと思う。
