ゆーか

誰も知らないのゆーかのネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2004年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます



寒い冬の外、売れ残りケーキが
安くなるまで待ち、買って帰る。
クリスマスには母親が帰って来ることを
信じていたのでしょう。

お母さんからお年玉を貰って、
健気にピアノを買うため貯金していた
長女はお年玉袋の直筆が
去年と変わっていたことに気付き
ショックを受ける。
以降、家はゴミ屋敷に近付いていく。
あんなに貯めていたお金も生活費の為と、
長男にすんなり渡しましたね。

ゆきちゃんが椅子から落ち、動かなくなり
母親に電話かけるが心惜しくも
電話が切れてしまいます。
所持金30円でした。

思春期を迎え、サキちゃんに会う為
服の匂いを気にする明。
お風呂に入った?と聞かれ
昨日公園で洗ったよ、と答える。
心苦しかったですね。

たまに送られてくるお金も足らず、
それぞれ別のお父さんを当たり
5,000円を貰いに行く。
外に出ては行けないという約束を
初めて破りみんなで外へ。
帰りに土と食べられそうな小さな木の実を集め、カップラーメンの容器で育てる。
生活が苦しい中でも、こうしてみんなで
初めて楽しそうな瞬間でしたね。



さすがこの俳優さんは魅力がありますね。
口にせずとも出てくる哀愁、
子役ながらに素晴らしく、
皆さん引き込まれるはずです。
ゆーか

ゆーか