のす

誰も知らないののすのレビュー・感想・評価

誰も知らない(2004年製作の映画)
3.9
子供たちで営まれる生活は妙に現実味があって、生々しい。汚れた靴と綺麗なローファーの対比。フェンスの先の世界。万引き家族の原点がある気がした。是枝監督が撮る家族、特に子供達はそこに存在しているようにあるがままで、自然だ。隔てる世界の韓英恵が魅力的だった。終盤の秀逸さには目を奪われる。誰も知らない子供達は常に存在し、私たちもまたそれを知ることがない。
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