今更。
実話を元にしているので、やるせなくてつらく、プラスの感想を言うのは憚られるけど、映画としてはめちゃくちゃ良かった。
映画というより、ドキュメンタリーを観ているかのようなリアルさ。
抑揚なくみんなボソボソ喋ってるのがあまりにリアル。
ずっと苦しくて、喉の奥あたりがずっと何かがつっかえている感覚だった。
だけど苦しい中に楽しい瞬間もたくさんあって、観ているこちらも自然と笑顔にさせられた。
映画のモデルとなった家族はきっともっともっと悲惨だったのだろうけど、長男は以前に比べれば真っ当な人生を歩めているようなのが唯一の救い。
母親もきっと精神的に安心できる人や環境に恵まれなかったんだろうな。
社会問題を取り上げて作品として世に送り出せる人全員尊敬する。