いやー、どう見て良かったのかが未だ整理できないですが。
ちょっと的外れな感想になりそう。
誰も知らない、nobody knows。
いや、知ってる人はいたはずなんだよな。
であれば、彼らがその状況にならざるを得なかったのは、社会的な認知をされない存在だったってことだと思う。
怒られるかもしれないけれど僕が映画を見てて少し思ったのは、長男が働くことができればまだなんとかなったんじゃないか、ということ。そうでなくとも、もう少し大人に関わる機会が多くあればまた話が違ったのではなかろうか。
関わる人が子どもばかりで、どういうことが我々の社会では普通で、どういうことが異常なのか、ということのラインを引いて伝えてくれる人がいないとあんなことになりうるんだな、と思う。
そう考えると、親や学校の先生や周囲の社会がなんとなく伝えている「当たり前」は明確なカリキュラムはなくても子どもの成長過程においてとてつもなく重要なウェイトを占めているのかもしれない。
