照れ笑いを浮かべながら演技する柳楽優弥。
審査委員長だったタランティーノの気まぐれでカンヌの男優賞まで取ってしまう。
その賞が逆に十字架になっていた時期もあった気もするが、最近はご活躍で何より。
映画を見ていると、やっぱり福祉施設や役所に行かないのは不自然に見える。
たぶん実際の事件をなぞったからだと思うが。
実際の事件の長男は分からないが、この映画の柳楽優弥はちゃんと兄弟を守ろうとしているのだから、これだけ困窮すれば役所に行くはずではないか?
兄弟が離ればなれになるから、という理由も無理がある。
ストーリーに矛盾が生まれている気がする。