ちゃこ

気狂いピエロのちゃこのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
5.0
ゴダールの作品が紡ぎ出す哲学的で知的な作中のセリフは、本当に美しい。ハリウッド映画は斬新な設定や派手なカメラワークに目が行きがちだけど、フランス映画は素朴だけど、言葉の意味を静かに考えたりと各シーンを噛み締めるように大切にしたいと思える。そう思うきっかけを与えてくれた映画だった。
第二章から赤・青・緑といったフィルム独特の原色の世界観がたまらなく最高だった。
詩的なセリフ、淡い色彩、野外での自然の中での撮影、どれをとっても芸術的な作品だった。
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