しょまっち

気狂いピエロのしょまっちのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
3.2
従来の常識的なシネマの映像表現に
抗おうという執念みたいなのを
終始感じる笑

フェルディナンとマリアンヌの会話を
絵画に描かれたキャラクターの
アテレコみたいにしたり、
夜、車で通り過ぎる街頭が
色とりどりだったり、
音楽はシーンが変わってもないのに
ブツッと切れたり・・・

今となっては
既視感のある技が多いけど
リアルタイムで見たら
面白かったのかも?

スクリプトのベースは
『男と女』とかでも見た
男と女の詩的でキザなヤリトリー。

一方、人殺しが勃発したり
ベトナム戦争をからかったり
無駄にエッジーな要素もあるけど
結局よくわからない

よくわからないモノを作るのが
ゴールだったような気もするし
   
2021.1.23
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