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気狂いピエロのTaのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
3.0
ちょっとゴダールきもいな

冒頭のエリーフォールによるスペイン画家ベラスケスについての美術論評を読むピエロ。違う、フェルディナンだ!

さらに次のサミュエルフラーとの会話シーンで画面がヒッチコックの『めまい』のように赤、黄、青と色がパッパと変わる。そしてそこに映る男性と上裸の女性。
そのほか車に反射する光の色も、最後のダイナマイトと顔面の色も赤、黄、青。

ゴダールらしく相変わらずピカソやらの絵画が登場したり無駄に洒落た台詞に、長廻し、ジャンプカット。
ただ『勝手にしやがれ』よりもさらにあからさまに観客に向け話しかけてたり、BGMが聞こえちゃう男性がでてきて笑える。今の映画でもあまり見ることのできない映画の破壊…

これって良い映画ではないだろ
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