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気狂いピエロのumikaのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
2.5
明滅するように場面が進んでいく逃避行。色彩がフレッシュで、特に流れる血のチープな赤さが印象的。畳み掛けられる詩や文学の引用も、ひとつひとつが意味ありげでかっこよくて、静かな海と囁くような台詞のラストがとても好き。抽象的でわからない演出やモチーフも多かったけど、愚かにも身を滅ぼしてしまうのも、また人生、という感じだろうか。
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