サーフ

気狂いピエロのサーフのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
3.9
初ゴダール作品!今までジャン=リュック・ゴダールの作品は「なんか難しそ」と思って見るのちょっと避けてた。

今回鑑賞したこの「気狂いピエロ」も正直取っつきにくい作品だった。
ボニーとクライド的ストーリーをベースにアート映画っぽさを存分に振りかけたみたいな作品。劇中、第四の壁を越えて見たり色々やりたい放題の作品っていう印象。

特に前情報を入れずに見たので見終わった後にこの映画が脚本らしい脚本が存在せずに全編ほぼ即興で展開されている事を知った。
その事実を踏まえると、全て即興演劇で2時間弱持たせてて尚且つ1つの作品として仕上がってるの結構凄いな…。

色鮮やかな配色だったり、随所に見せるカメラワークやカットの素晴らしさだったり、センスがバチバチにキマってる映画だなと強く感じた。ストーリーは無いに等しいけれど俺はこの映画かなり好きかも。
サーフ

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