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気狂いピエロのakaneのレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
5.0
難解と言われるゴダール映画ですが、
"自分が感じとったままに、自由に解釈していい"と思います。
(主人公のピエロの日記の場面より)

「本もレコードも、どうでもいい。お金だって。私はただ"生きたい"」というセリフなど、「今を大切に、自由に生きましょうよ」と、怖いもの知らずで自由奔放なマリアンヌに背中を押してもらえます。

ラストの場面では、アンナへの愛憎が入り混じるゴダールの絶望感や
彼女を失ってしまい、蘇生を試みたいと願う彼の葛藤が表れているようでした。
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