トムヤムくん

許されざる者のトムヤムくんのレビュー・感想・評価

許されざる者(1992年製作の映画)
3.7
かつて悪名を馳せた伝説の男が、生活のために再び賞金稼ぎの旅に出る…🤠

本作は、第65回アカデミー賞にて作品賞や監督賞を含む4部門を受賞。かつて西部劇で一世を風靡したクリント・イーストウッドが、「最後の西部劇」として作りあげたことでも知られる。

とにかく渋い!渋すぎる!ただかっこいいだけの西部劇じゃなく、その奥には泥臭さや哀愁が漂っていて胸を撃たれる。タイトルの「許されざる者」も秀逸で、見れば見るほど感慨深いものがあった。

決して派手な映画ではなく、淡々と進んでいく地味な作風なのだが、しっかりと緊張感があって見応えも充分。クリント・イーストウッドを語る上で欠かせない一作と言われているのも納得だった。