もんきち

許されざる者のもんきちのレビュー・感想・評価

許されざる者(1992年製作の映画)
3.0
「必殺仕事人+酔拳で非シンプル」

イーストウッドらしくないな、という印象。この監督の特徴である「細部を端折ったシンプルさ」と「ナイスな音楽」はちゃんと出てましたが、いつもの独特の観後感がなく実にサラっとしたラスト。
個人的には「おちんちん笑われたヤツも、保安官も別に悪くないじゃん」て感じちゃってイマイチ感情移入できず。同じ役どころで言うと「クイック&デッド」のジーン・ハックマンの方がハマってます。
長年封印していた殺しに再び出向く動機もイマイチ弱く、モーガン・フリーマンが途中でケツ割った理由もよくわからない。あの本屋の役割もよくわからない。
モーガン・フリーマンの奥さんがインディアンだったり、死んだ奥さんが29歳てトコとか、色々と深読み要素はありそうです。1回観ただけでは読み切れないスルメ系作品?
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