忍たまの認識が変わるから絶対見て欲しい
ちょっと忍たま気になるな〜って思ってる人も見て、入門としてこれ以上のものないです
全員出動という副題通り忍術学園の忍たま、教員は当時未登場だったキャラ以外全員出るしそれ以外にも沢山キャラが出るのにある程度の見せ場を作りつつ、79分という短い尺の中で物語も綺麗に収めてる
しかも子どもが飽きないテンポの良さと展開なのでまじですごい、ほんの少しの見せ場でもしっかりとキャラが立ってる
カメラワーク、構図はちょっとビビるくらい秀逸で作画カロリーはかなり高め
善法寺伊作と雑渡昆奈門の戦闘シーンは子ども向けと思えないほどの力の入れよう。ここで完全に度肝抜かれてしまった
そしてストーリーも子ども向けと侮れないものになってます
むしろある程度知識をつけている大人だからこそ楽しめる部分が存在します
たとえば
(ごめんなさい若干ネタバレ)
「巻き込まれた戦が実は城同士が繋がった形だけのものであり、真の狙いは村々から制札と引き換えに金銭や兵糧を搾取することである」
というもの
こんなの対象年齢の子ども達には理解できません(理解できないのに子どもは楽しめるからすごい)
しかし子どもでも理解できるように単純で分かりやすい話にするのではなくこれが劇中で語られます
あくまで子ども向けなので人が死んだりなどはありませんが時代が戦乱の世である事がしっかりと描かれており、原作者である尼子騒兵衛先生が「子供向けだからこそ真剣に、これからも知識を得ていく子供の読者に歴史の事実を正しく伝えたい」という信念をお持ちである為かなりリアルで正確な描写がなされています
そしてそのリアルさと子ども向けのバランスが絶妙、だからこそこの映画は面白いです
映像もストーリーもレベルは高いしサクッと見れて満足度も高い
サブスクがほぼ解禁さていない現在31期を迎えたアニメシリーズを視聴する方法が限られすぎてるし量が正気の沙汰ではないので最初のきっかけとしてこの映画を見るのが1番すぎる
