高校の変な時期にあまりにも現実逃避したくて、友達と自分の部屋の隅に向かい土下座し、『お願いします!!誰でもいい、誰でもいいので迎えに来て僕らを旅に連れてってください!!!時間旅行、宇宙旅行…ドクター…ドクターフー!宇宙のどこかの(タイム)トラベラー様!僕らのこの思いを受信し迎えに来てください!!全てを捨てて旅のお供を!!』と小一時間やっていたヤバイ黒歴史がある。
しかし今思うと、全人類皆、そういう非現実に''連れていってくれる誰か''を待ち続けてるんじゃないのか。そう考えると、あのリンカーン大統領だって、チンギスハンだってナポレオンだって例外じゃないはず。
だからみんなホイホイ着いてきたんやな、納得。
歴史上の人物を現代に連れてくることでレポートを済ませる80年代コメディ映画。
この映画、あまりにも脳天気でお気楽でツッコんだら負けなんだけど、ジャケットの2人を見てご覧なさいな。どうだい、ツッコむ気失せるでしょう。
ソクラテスの扱いに笑ったりスポーツ店で暴れるチンギスハンに笑ったり沢山笑った。最高やな、こういうの。単純に凄い楽しかった。
どんどん連れてくるパートを見てる時、『ビルとテッド、俺のところ来て。』とまた現実逃避しそうになった。
『レディプレイヤー1』の最初の鍵のヒントとなる「時には後に。ビルとテッドのように。」の映画が多分これ。
とても面白い。好き。オチも最高。地獄旅行も見る。
ロックンロールダゼシェケナベイベー