tosyam

悪魔の街のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔の街(1956年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はホークスの三つ数えろばりのエピのとっちらかりでこれぞフィルムノワール。目まぐるしいカットの切り替わりには入り組んだ裏町の猥雑さが表現されている。が黒澤のような汗や埃が感じられない。それを物足りなく感じるかどうかで評価が分かれる。しかしあくまでも添え物映画またあくまでもタイトルに街とあり。背徳ではなくどこまでも魔窟を感じ取るべき表層の映画なのだろう。清順にリンチを感じた。刑事役の河野朝武どこかサイコパスチックなニューロティックさが良い。
tosyam

tosyam