悪魔の街の作品情報・感想・評価・動画配信

『悪魔の街』に投稿された感想・評価

3.0
〖1950年代映画:アクション:小説実写映画化:日活〗
1956年製作で、松村基生の小説を実写映画化で、復讐鬼と化した凶悪脱走犯の行動を中心としたアクション映画らしい⁉️

2024年2,559本目

河津清三郎を主演にした渋い和製ノワール。
”清順美学”こそまだないものの画面は凝っていて、クライマックスの追跡戦では『白熱』はもちろん、シーゲルやフライシャーの50年代ノワールを連想する。
終盤の裏…

>>続きを読む
jun
3.6

鈴木清太郎(清順)の監督3作目。ケレン味のある凝った演出が随所に見られかなり楽しめる一作。ただ河津清三郎演じる主人公の善人か悪人か、ふてぶてしいのか弱々しいのかよくわからないキャラクターがちょい引っ…

>>続きを読む

鈴木清順監督の初期作。アヴァンギャルドの領域ではないが、視覚的な楽しさは既に見られ非凡さを感じさせる。裏切りが継続する展開は暗黒ものの定番とはいえ飽きることもなく、監督の才は重要と改めて認識。全体的…

>>続きを読む

清順、監督第3作目にして、ようやくの犯罪劇。大井競馬場から銀行までの現金輸送車襲撃。仲間割れを興し、ボスの菅井が、石油製油所に逃げ込む。「複雑なパイプのジャングルを活かしたサスペンス、アクションの冴…

>>続きを読む

菅井一郎の倦怠感の生々しさ。そんな身なりでばんばん人を殺すもんだから驚く。池反射、轢き殺し、投げ込み、死体と景色の放り出されてしまった禍々しい存在。終盤の工場での銃撃戦はまんま白熱だけれども、命中率…

>>続きを読む
3.6

階段を利用した大胆な高低差のあるアングルの躍動感、一触即発のコンビナートでの銃撃戦のスリリングな展開。ウォルシュ『白熱』を遊び心満点に描ききる鈴木清順監督初期の野心作。決してモノマネで終わらない清順…

>>続きを読む
3.6
この頃から鈴木清順監督らしさを感じさせる場面がいくつかあるのが面白い。ラストのコンビナートでの逃走劇は見応えあり。

監督のデビュー作の様子で、のっけから驚きのアイディアと動きある演出。
主要キャラの背景は活気に満ちており、さながらヴォーカルを抑えアレンジを前面に押し出した楽曲のよう、時に台詞がよく聞こえない場面す…

>>続きを読む

ジェームズ・ギャグニー「白熱」のオマージュかと思いきや結末はあっさり。菅井一郎の悪辣さが際立っているが、ヴァージニア・メイヨの様な美女不在で、主演河津清三郎の行動の曖昧さは理解不能だった。またチンピ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事