鈴木清順監督が、本名の鈴木清次郎名義で撮った、日活作品。清順監督らしさ、と云うものが、それほど出ているようには思わなかった。ヒジョーに手堅いサスペンス、のような人情アクション。正直、平凡な出来。
…
河津清三郎(早崎 ノミ屋)
菅井一郎(大庭豪造)
由美あづさ(戸川貴美子 モデル)
河野秋武(佐々木部長刑事)
中川晴彦(萩原 騎手 大庭の一味)
志摩桂子(房江 バーのマダム)
松下達夫(富永…
清太郎名義の清順初期作。護送車襲撃シーンのバックミラーに反射するショット、上空からの俯瞰など、大胆極まりない画面をポンと挿入する感覚が堪らない。
闇市の余韻が漂うロケーションに反した複雑怪奇な物語も…
鈴木清順の3作目で、これは清順らしさのある良作。やる気にあふれていたのか、いろんなアイデアを出して、丁寧に撮られている。
こういうの見ると、やっぱり他の監督よりうまいんだなと思う。撮影がうまくて、…
河津清三郎を主演にした渋い和製ノワール。
”清順美学”こそまだないものの画面は凝っていて、クライマックスの追跡戦では『白熱』はもちろん、シーゲルやフライシャーの50年代ノワールを連想する。
終盤の裏…
鈴木清太郎(清順)の監督3作目。ケレン味のある凝った演出が随所に見られかなり楽しめる一作。ただ河津清三郎演じる主人公の善人か悪人か、ふてぶてしいのか弱々しいのかよくわからないキャラクターがちょい引っ…
>>続きを読む鈴木清順監督の初期作。アヴァンギャルドの領域ではないが、視覚的な楽しさは既に見られ非凡さを感じさせる。裏切りが継続する展開は暗黒ものの定番とはいえ飽きることもなく、監督の才は重要と改めて認識。全体的…
>>続きを読む