tosyamさんの映画レビュー・感想・評価

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好人物の夫婦(1956年製作の映画)

4.6

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治安のわるいアメリカはミステリーといえば殺人で。わが国のように非行少年の窃盗がらみの人情ミステリーなドラマエピソードとかあまりない。姦淫が重罪な宗教国では本作のような浮気ミステリーがおおいのだろうか。>>続きを読む

死なない頭脳/美しき生首の禍(1962年製作の映画)

4.4

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ミステリーゾーン系テレビsfドラマより更に奥行きを欠いた平べったい印象の。時として舞台コントか屋外アトラクションか。と疑うくらい内容に不似合いな画面設計。厭な具合の即物主義は新即物主義か。やはり一部熱>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

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シンゴジラにはゴジラ1954ほどの核があたえたであろう人心の闇の深さが感じられない。原子爆弾はオキシジェンデストロイヤーのようにして屈折し闇に落ちた一人の若者によって開発されたのだ。言ってる意味がわか>>続きを読む

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)

5.0

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前半と後半ではトーンがガラッとかわる。もしかしたら後半は主人公の末期の夢なのでは。主人公佐原健二は物語の前半どこかの時点で死んでしまったのでは。高原でさまよう主人公を恋人白川由美が目視するシーンがある>>続きを読む

地図のない町(1960年製作の映画)

4.4

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流れ者のブラックジャックかを主人公にしたような本作。ヒロイックアクション映画からミスリードで心理を読めなくし徹底したリアリズムで情緒の奥行きを排し結果出来上がる所謂社会派ミステリー映画なるもの。が如何>>続きを読む

怪獣大戦争(1965年製作の映画)

4.6

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キングギドラはモニター映像としてだし。ゴジラとラドンは冬眠姿だし。怪獣達の初登場シーンそのカタルシスの無さは半端無い。初戦の舞台もセット感バリバリだし。怪獣でも。大戦争でも。なんでもないじゃん。ここま>>続きを読む

午後の網目(1943年製作の映画)

4.8

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ストーリーのミステリー調なのがしたしみやすくて何回もみなおしたくなる。圧巻はカメラポジションと演技による2001年宇宙の旅ばりの重力表現。小学校の旧校舎のせまいすべる廊下の壁の端をプールでのターンのよ>>続きを読む

インビジブル2(2006年製作の映画)

3.8

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パートツー作品の典型的失敗例。しぶいのねらいすぎた。おんなじ軍事アクションにするんだったら。みえない軍隊で八甲田ごえさせてほしかった。体温があがると透明じゃなくなるとかの設定にして。精神力で体温あげさ>>続きを読む

憎いもの(1957年製作の映画)

4.4

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社会学的に面白い。まだ風俗が都市の裏の顔として不気味に横たわっていた暗黒時代。問屋街も今ではインバウンドの外国客が主流だが地方からの日本人客。入れ替わりに特産物の行商で地方の駅も賑わっていた。犬神家の>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

4.4

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本当は怖いウー。シンウルトラマンまぼろしの雪山。雪ん子。

DAGON(2001年製作の映画)

4.2

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陰鬱なロケーションが終わらないコロナ禍の心象風景のようで逆に癒やされる。挿入される物事が尽く巧く運ばない80年代ホラーっぽい胸糞カットも逆に胸糞にならず躍動感に満ちて感じる。それ程に昨今の世界の現実が>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

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斎藤工が無機的な宇宙人人格を不気味に演じ。分けていて良かった。オリジナルの方には無かったが山に隠された地球人の死体と。訪れては対話してるのも何か切なくて良かった。オリジナルの様には宇宙人人格は生き残ら>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

4.8

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強烈に今の御時世が感じ取れる胸糞ディストピア映画。負け組は切羽詰まっての自爆テロか引き込もりの末の緩やかな自殺しか無いのだろうか。御先祖様の空っぽの甲冑がラスボスai支配者教祖かショッカーの首領のよう>>続きを読む

遥かな時代の階段を(1995年製作の映画)

5.0

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これは砂の女ならぬ川の女という岡田英次主演の異界映画。あの映画の主人公が砂の町から永遠に出られなかったように。川の町から亡霊のようになってもまだ出られずにいる呪われた男を老岡田英次が濱マイク枠を借りて>>続きを読む

陸軍中野学校 竜三号指令(1967年製作の映画)

4.0

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やっとシリーズ。コンプリート。最後までそそられずのこってしまった第三作。前半は闇カジノやらで終始くらい画面。なにをやっているのかわからないほど。でも結果そのイビツさがいかにも魔都の魔窟が舞台ってかんじ>>続きを読む

陸軍中野学校 密命(1967年製作の映画)

4.2

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明治気骨の自由主義者との数奇な交流は。主人公の葉隠な三島的陰影を濃くするのに効を奏し。昭和軍閥の奇形を。上司の微妙になっていく立場を含め。グロテスクに相対化している。結果。太平洋戦争突入期の緊張感がマ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

5.0

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以下ポーの異界詩篇をきどってかいてみました。シャッターアイランドとはダークウェブの巨大aiサーバー装置。1950年代のメインフレームコンピューターで構成されている。トラウマをもった人々はトラウマをうめ>>続きを読む

浅草姉妹(1960年製作の映画)

4.2

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浅草といえば戦前の世界的な歓楽街。裏をかえせば軍国期の犯罪都市で。乱歩の猟奇ミステリーがにあう街でもある。こまどり姉妹にはそんなザピーナッツの陽との差別化がよこたわっている。そうするとテーマ曲の浅草姉>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.4

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予告編でネタバレしてしまっている。いわゆる主人公はじつはもうすでにしんでしまっていて地縛霊となっておなじ場所からはなれられなくなっている系。予告編。ループパーツ。本編。続編。とたどってみることでどうや>>続きを読む

透明人間(1933年製作の映画)

5.0

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いくらスラップスティックでも。雰囲気から。どうしてもコメディとしてはみれない。それに。このダークさは無邪気というより悪意につうじている。なので筆者には。その安全圏から匿名性をいいことに。好き勝手やりち>>続きを読む

こぼれる(2011年製作の映画)

4.0

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全体が長いアバンタイトル。そう観る方が怖い。これからが始まり。ますます怖い。大河イヤミス映画感が凄い。そう言えば。一連の往年の大映ドラマって。イヤミス。そのもの。だったんだな。と。イヤミス映画。好きっ>>続きを読む

燃える肉体(1957年製作の映画)

4.0

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もてあます肉体。をヴァンプ症としてホラーにえがくのではなく。もてあます肉体。はあくまでもどこまでもストレートな野生であるとしてえがくさまは。もろ正統派怪獣映画のそれ。水島道太郎が日活らしくアクションス>>続きを読む

くろまじゅつ(2018年製作の映画)

4.0

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白魔術ではなくて黒魔術をえらんでしまった。白魔術なら彼女の姿をみることはできないけれども。彼女。肉体はなくとも。魂と魂。電話のように会話をすることができたのに。黒魔術だとそうはならず。彼女。肉体ごとい>>続きを読む

タイムマシンとスイカ割り(2021年製作の映画)

4.4

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なんとも不気味な作品。初見時のラストでの原因不明のトリハダ感。よくかんがえたらわかった。やはり本作もじつは主人公はすでに死んでいた系タイムループ地縛時縛霊もの。身体にくるという点でまさにこれぞ短編ホラ>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.2

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生活保護受給者図鑑。それだけで映画になる。人の幸福はにたりよったりだが不幸となるとすべてはさらけだされ千差万別。善人すぎる善人もいれば悪人のなかの悪人サイコパスだっている。エッセンシャルワーカーの苛酷>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

4.4

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たった一人の女児失踪事件が永遠に終息することのない土着感染症のように疑惑に疑惑をうみ何十年いや何百年も傷跡をのこすような大災害の爆心地のようにえがかれざるをえない心やんだ住人ばかりの狭小な限界集落。イ>>続きを読む

日本の悪霊(1970年製作の映画)

4.1

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犯人は現場に戻ると言うが正にそれで。町の革命を図った元政治テロ少年が大人のヤクザに成長して戻って来たら刑事の体と入れ替わってしまった。なので色々と捜査資料を調べる。自己の罪の意識から逃れる為か。事件の>>続きを読む

幼獣マメシバ 望郷篇(2014年製作の映画)

4.2

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停滞したセカイを外界から霊的にゆさぶるマレビトか。引きこもりは。犬信仰をからませた日本神話。寒村を弱体日本になぞらえたポリティカルフィクション。

散弾銃(ショットガン)の男(1961年製作の映画)

5.0

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特撮なセット感が全開。舞台となる魔の山岳地帯。これがまたロッキー山脈な陽性西部劇的無国籍というより暗黒異世界としてせまってくるかんじがたまらない。飯場の流れ者のなかにかつての恋人をころした真犯人がいる>>続きを読む

穴の牙(1979年製作の映画)

4.2

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実は本作にしても恐怖劇場アンバランス第一話にしても同監督の。迷作とされるこれらは。ホラーというよりもつきぬけてしまったヤリスギトンデモスラップスティックコメディ。としてみたほうがよい。ヒントというか同>>続きを読む

博徒七人(1966年製作の映画)

4.8

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まさに歴史上の陰謀おおき。時代の黎明薄明期。明治期のオモテムキイケイケな帝国期大日本。修羅雪姫でもおなじみなおいしすぎる時代設定。暗黒時代。無法地帯。官権がほとんどおよばない機能しない無法地帯だらけで>>続きを読む

タマテバコ(2015年製作の映画)

4.2

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これは泣ける。玉手箱に女の子が。老いる迄。一生添い遂げたいと言う思いを込めた。そして事実そうなって。老妻は老夫を看取る事こそ出来なかったが優しい息子と嫁を残せた。少女特有のサイコパス気質が一寸。怖いか>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

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家族を不気味な謎の感染症でうしなった主人公。公共交通機関も信用ならないディストピア。もはや安全な場所はなく古い愛車にひきこもる主人公。広島。北海道。無国籍。文明と心の廃墟を訪ねる旅。二十四時間の情事。>>続きを読む

東京家族(2012年製作の映画)

4.4

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橋爪功が寡黙なハードボイルドから一転。若い頃のアクティブだった寅さんのようになっている。おまけに吉行和子もいきかえっているし。次作の家族はつらいよにはビックリ。衝撃的なパラレルワールド感スピンオフ感。>>続きを読む

幼獣マメシバ(2009年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ドラマや劇場シリーズのリアル路線からは随分と懸け離れていて本作のみの異形極まりないダークファンタジー路線。異形の安達祐実と佐藤二朗のコンビその風貌が完璧に活かされていて障害者が異世界への飛躍能力を持つ>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

シャドーワークとしての主婦の家事労働問題を。社会学者の講演かのように大層に語る橋爪功。でポリティカルフィクションのようだし口座の指紋認証とかも出て来て。都会的で東宝チックなホームコメディ。そう言えば絵>>続きを読む

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