ダース米田

アメイジング・スパイダーマンのダース米田のレビュー・感想・評価

3.6
物語、キャスト、テーマ、
スパイダーマンの全てが生まれ変わる。
不意に蜘蛛に咬まれてしまった高校生ピーター・パーカー。彼の人生は備わった不思議な能力と共に大きく一変する。
そして大いなる成功を願い研究に没頭した結果、悪しき心に取りつかれてしまった博士を救うため、ピーターは命を省みず立ち向かう。


幼い頃に父親が失踪してしまったピーターは、高校生となった今でもその事を気にかけていた。彼は学校では目立たない地味な存在だが、イジメられている生徒を放っておけないなど強い正義感を持つ。
父の真相を追って潜り込んだ研究施設にて、そこで研究されていた蜘蛛に不意に咬まれてしまう。そして身に付いた不思議な能力により、ピーターの人生は良くも悪くも一変してしまう。

サム・ライミが監督したスパイダーマン3作から5年後にリブートされた新シリーズです。
前半の基本的な流れは同じですが、ライミ版に比べると全体的に多くの伏線を張っていることが伺えます(父親の失踪や星のタトゥーの男etc)。
ピーターのキャラクター像もオタク青年から地味目青年にと少々変更。ヒロインや悪役も一新されてます(※一応ライミ版でもかなり脇役として登場してはいる)。

ただやはりスパイダーマンをリブートするには早すぎた様に感じました。
まだまだライミ版のイメージが強かったことに加えて、前述の通り基本的な流れは同じなので新鮮味はどうしても弱い。
そして数多くの伏線を張ったのは良いものの、その殆どは回収されずに次回へと続いてしまっている点はちょっと残念(しかも今となってはこのシリーズは打ちきりになってしまった(--;))。

個人的に良かったのはクレーンを乗り継ぐシーン。やはりスパイダーマンのヒーロー像として「人助け」&「市民から助けられる」は重要な要素だと思っている。
ライミ版の存在は無視できないとはいえ、単独でもなかなか面白い作品です。