海から上がってきてニューヨークに大騒動を起こしたのはガッヂィィィラとこの色っぽい人魚のお姉ちゃん。
『ブレード・ランナー』(1982)で印象的なレプリカントを演じたダリル・ハンナが人魚を演(や)るとは、しかもセミヌードになるとは当時の私にとってはうれしい誤算(?)でした。
トムは結構頑張っているのにそんなに笑うことができない恋愛コメディですので、ダリルの人魚への変身シーンがやはり大きな見所だと思います。
しかし目玉であるその人魚の尾鰭ですが今観ると伊豆の港に揚がった金目鯛色をしていて、青森は下北の港に揚がった烏賊のような質感なので、CG全盛の今ではやはり見劣りしてしまうのは仕方ありませんね。