jun

猫が変じて虎になるのjunのレビュー・感想・評価

猫が変じて虎になる(1962年製作の映画)
3.4
落語の「らくだ」を元ネタにしたコメディ。小沢昭一演じる酒で失敗した保険会社の外交員・久六が出張先の田舎町でたまたま知り合った殺し屋の男と大騒動を繰り広げる。中盤まではそこそこという感じだが終盤、由利徹演じるラクダの馬五郎と長門裕之演じる殺し屋・半次が刑務所時代の仲間だとわかるあたりから俄然面白くなる。特に由利徹が好演。死骸となった馬五郎が表情を一切変えずにヒョコヒョコ歩いたり踊ったりするシーンは捧腹絶倒もの。酒を飲んで人格が変わった久六が威張り散らかし半次との関係性が逆転するさまも面白い。
jun

jun