キリン

今度は愛妻家のキリンのレビュー・感想・評価

今度は愛妻家(2009年製作の映画)
3.0
面白かった
前半はダラダラな感じがして、単なる反省としての
「今度は~」なのかと思っていた
ダラダラを際立たせる、水川あさみ、濱田岳、石橋蓮司の
存在だった

しかし、後半~終盤に向かうにあたっての驚きにより
俄然ワクワクしてきた

・実はさくらが亡くなっていたなんて。。。
・実はおかまの石橋蓮司が桜の父親だったなんて。。。
「実は死んでいた」という点では「シックスセンスみたい」

さくらが亡くなっていたことを知り、それまで作中で感じていた
違和感も自分の中で理解できた
これはもう一回最初から見たくなるタイプの作品だわ
「イニシエーションラブ」「そして、バトンは渡された」に
通じるところがあるな

作中であった「思い出になるのは~」というセリフは
「バリバリ伝説」でも出てきた「思い出になるのは一瞬」という
セリフを思い出させてくれた

さくらが指輪を取りに戻る最中に事故にあい、救急車の
サイレンが聞こえるシーンは「あいつとララバイ」で
スターダストブラザーズの兄が亡くなるシーンを思い出させてくれた

作中であった「自分が死んだら他社が悲しむ」「相手が死んだら
自分が悲しむ」という点は自分でも考えることがあるな
自分が大切にしている人が亡くなったら、「大切にしている人」は
悲しまない(死後の世界なんかは信じてないので)、自分が
悲しめば済むこと
でも、自分が死んだら自分は悲しまない(死後の世界なんかは
信じてないので)けど「大切にしている人」が悲しむと考えると
「死ぬなら自分ではなく大切な人」という結論に至るのだけど
やっぱりそうはなって欲しくない
キリン

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