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ミルクのもちのレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
4.7
1970年代、アメリカでマイノリティのために戦ったハーヴィー・ミルクの8年間のお話。

同性愛が今ほど受け入れられていない時代。ミルクは自らゲイであることを公表し、同性愛者の公民権獲得や地位向上のために立ち上がる。
だが「同性愛は病気。治療されるべき」(今でもこの考えはありますが)という考えが根強く残る社会の中で、ミルクは身の危険を感じるようになり、テープレコーダーに遺言を記録し始める。

何もアクションを起こさないで、全てを受け入れてくれる社会を望むのは虫が良すぎるだろう。先陣を切ったミルクのような人がいるからこそ、少しずつ社会は変わっていっているのである。

先日、街を歩いていると、同性愛は社会主義だから排除するべきという演説をしていてチラシをもらったけれど、目の前で破った時点で双方向の理解はできないのだろね。
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