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ミルクのmikumiku1188のレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
4.4
実力派俳優ショーン・ペンの本領発揮といった作品です。

この作品は主人公の事を同性愛者のイメージだけの先入観で鑑賞していませんでした。今回はこのサイトでの印象も加わってチャレンジしてみました。

1970年代のアメリカでの差別はようやく有色人種に対する差別が収まりつつあった時代と思います。そんな時代ではホモやレズの同性愛者に対する偏見は強く残っていた事でしょう。
そんな時代に主人公はサンフランシスコの政治の世界に身を投げて、そんな人たちの人権確立の為に全てを掛ける。
主人公“ミルク”をショーン・ペンが演じ同じ同性愛者のよき理解者であり友人をジェームズ・フランコが演じています。ショーン・ペンのゲイの男を演じている姿は正に見事な演技で、リーダーとして魅力ある男を充分に演じきっているように思います。

実在の人物の伝記の様な作品で当時の社会の描写を含めて本当に見ごたえのある作品で改めて鑑賞して良かったと思います。私の様に先入観で未見の方も是非ご覧ください。
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