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FUTURE WAR 198X年のktyのレビュー・感想・評価

FUTURE WAR 198X年(1982年製作の映画)
4.1
舛田利雄、勝間田具治、両巨匠監督に、『復活の日』の高田宏治脚本、制作総指揮、渡辺亮徳、劇中イラストレーションを生頼範義、メカデザインに辻忠直、キャラクターデザインを須田正己、声優に北王子欣也、夏目雅子らを起用し1982年制作の第三次世界大戦シミュレーションアニメ大作。

『宇宙戦艦ヤマト』を彷彿とさせる戦闘機や潜水艦のメカデザインや『ガッチャマン』の既視感のあるキャラクターデザインに納得。諸外国の背景に至るまで手書きアニメの統一感が素晴らしい。

東西統一前のドイツなど実在した世界各地の基地や兵器、米ソの駆け引きなど現実を冷徹に見据え、出来事を積み重ねた硬派の作品。二時間という枠に納めるため仕方ないのか展開が急すぎます。

当時「左派系団体」からボイコット運動が巻き起こった。リアルで硬派の反戦映画として今週の週刊文春で紹介。

音楽は巨匠横山菁児、新日本フィル演奏、雄大なスペースオペラから不穏な旋律まで旋律の宝庫。川島和子のスキャットはまさに『宇宙戦艦ヤマト』と豪華です。

現在のウクライナと中東の戦争の停戦を願います。

日本は軍事大国ロシアの隣国という意味ではフィンランドと似た位置関係にあります。

人口約550万人のフィンランドには、全国約5万500カ所に市民用シェルターが設置され、計約480万人を収容できる。

日本はやっとシェルターについて一部の政治家と官僚が重い腰を上げたところ。大丈夫か🤔

もっと再評価されるべき作品🙂
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