うる星やつらの姿を借りた押井作品
1作目はキャラクターがいっぱい登場するラブコメファンムービーだったのに対し、今作は出だしから飛ばしていく、思えばパトレイバーもそうだったな
♨️とサクラ先生のやりとりやタクシーでの会話など、もうゴリゴリに押井節
時間と空間、夢と現実
確かにあやふやな物かもしれないと観客を力づくで引き込むセリフ回しは流石
ただ惜しいと感じたのは、ドラマ性が今一つ物足りなかった事
この展開だと結局夢邪気の独断でしかない
もう少し夢の持ち主の強い思いが伝わって来ると、夢の終わりに切なさを感じられて良かったのかなとは思った
一方で、大人達がまず最初に異変に気がつくのは少し切ない
子供達と同じ空間で同じ時を過ごしても、世界の見え方はどこか客観的で、真っ先に夢から覚めてしまう
あたる達のように夢を夢として楽しめず、解決策を常に探し続ける
この作品で大人のサクラ先生を主として話が進んだのは、大人と子供を対比した切なさを伝える為なのかな
それとも単にあたる達だけじゃ話が進まないってだけかな笑
この作品を踏まえて、作られるはずだった押井版ルパンはどんな作品になってたんだろう
実写もいいけど、またアニメ作ってくれないかなぁ