おくちん

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーのおくちんのレビュー・感想・評価

3.8
久しぶりに鑑賞。高校生の時にビデオで観て、何度も観ている作品。ラムの夢は、自分にとってのアニメのことのように思いました。好きがずっと続いて欲しい、願い。当時、沢山いたはずのアニメオタク達。ラストであたるに、好きな人の名前を叫べと言うところが、リアルな女の子を愛せとオタク達に、僕に言っているようでした。また、夢と現実とは、と考えさせてくれた作品でした。夢でも思いは変わっていくように、甘い楽しいばかりの時間は続きません。続かないから、いい。色んな人との出会いがあり、楽しさも苦しさもあるから、生きることに意味があると感じる今は、やはりこれは、美しい夢だったと気づきます。タイトルがエンディングに流れるのも効果的な演出でした。また作品に惹き込まれそうで。押井監督の作品の中で、一番好きな作品です。