過大評価映画。評価がかなり『時代性』を加味する必要があり、いつの時代でも面白い普遍性はあまり無い作品に思えた。
ごちゃごちゃどんちゃん騒ぎな割りに明るく楽しい作品になっていないなと思いました。序盤からギャグの連発なのですが、そこの時点で面白くなく、主人公たちが派手なことをしているだけ。映画と自分のテンションの乖離が激しかった。
物語の真相に向かう吸引力がない。変わってしまった世界に受け入れてだら~っとしている。また、その真相自体もギミックがあるわけではなく、時空間に閉じ込められた主人公たちがどう解決するのかが面白くないんですよね。
アニメーション技術として、多くのキャラが動きまわる部分でうまく動きが描けておらず、ごたごたした動きになってしまいチープさが否めないものでした。
しかし、不気味な演出パートだけは良い。先生同士で異変に気付き、回転し続けるカットなんて最高。タクシーパートも良いですし、路地裏のシーン、校舎探索の背景動画も良い。そういった不気味なところだけはこの作品秀でている。
【総評】
過大評価な作品ですね。今の時代に見ると大して面白くない。押井監督は劇パト1がやっぱり好きなんですよね~