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背徳夫人の欲情のにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

背徳夫人の欲情(1980年製作の映画)
2.4
林功×鹿水晶子という「鎌倉夫人童貞倶楽部」コンビ!助監督は黒沢直輔。山田克朗(児玉謙次)が奔放な妻志麻いづみの浮気にずーっとイジイジしていてうっとうしい。部屋で知恵の輪やってる亭主とかまじキモい。浮気相手は中田譲治なので安定のイケボでカコイイ。私もマダムになって美容師影山英俊と浮気してみたいわ。溶けそうよ〜。八代夏子が家政婦は見た!を繰り広げてかわいい。なのにすぐにお暇を与えられて退場でもったいない。登場人物全員頭のネジがぶっ飛んでて、なのにコメディに振り切るでもサイコスリラーに振り切るでもなくひたすら淡々とテキトーに撮ってるもんだから、共感も楽しみも面白みもない。水野尾カメラが無駄に美しくてつらい。取ってつけたような終盤の展開も興ざめ・・・。魅力的なピースは色々揃ってたはずなのに、何がダメだったのか反省会したくなる系の作品。頭使いたくないから林功を観るのに、反省会で頭使っちゃうやつ、「若妻日記悶える」以来だ。
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