フリーザ

ローズマリーの赤ちゃんのフリーザのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
3.7
恐ろしい怪物やグロテスクな映像と言った視覚的な恐怖がメインではなく、主人公であるミア・ファローの感じる心理的な恐怖に焦点を当てたホラー。
また「狂ってるのは周りか主人公か」というサイコサスペンス的な要素もあり。

音楽が不安を煽るいいスパイスになっていてGood

ローズマリーの見る悪夢がかなり気持ち悪くてここだけは視覚的なインパクトも大きめ。
ここは『ミッドサマー』の元ネタっぽいですね。そもそもこっちもあっちも花がいっぱい出ますし変な宗教の話ですし。
『ヘレディタリー』にも通ずる部分がありアリ・アスター監督は影響受けてそう。

図らずも先日観た『エンゼル・ハート』との類似点も多かったです。

ミア・ファロー=ウディ・アレン映画のヒロインのイメージだったので、あちらとは全然違うミア・ファローが新鮮でした。


以下ネタバレあり









オカルトかと見せかけてサイコサスペンスと見せかけてやっぱりオカルトでした。
っていうオチですが、ネクタイ・手袋・タニス草などなど偶然にしても物的証拠が揃いまくってるし流石にこれでローズマリーの妄想っていうのは無理があるだろという感じで、自分は終始オカルトな話にしか見えなかったです。

もう少し悪魔信仰者達の行動が抑えめだった方が好みでした。
壁薄いのとかもセキュリティガバガバだし、もっと本当にどっちか分からないスレスレの描写だったらかなり怖かったです。
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