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ローズマリーの赤ちゃんのZUSHIOのレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
4.6
意外と観てなかった名作映画シリーズ。
この作品より先に、アリ・アスター監督の『へレディタリー 継承』『ミッドサマー』も観ていたが、半世紀も前にこんな凄い映画があったとは…。アリ監督、パクリやん。
いわゆるホラー的描写がないのにもかかわらず、人間の生理感に迫ってくるおぞましい描写の連続。途中まで、いやこれは妄想なのでは?と思わせて、のミスリード、結末は血の海か?と思わせてのミスリードの連続で、飽きさせない。

かつ、ポランスキー監督のトラウマたるホロコーストを連想させたり、ある意味最も先進的な(そして、未だに何も前進していない)フェミニズム映画でもあるところがすごい。

しかし、この後のシャロンテート殺害事件や、このダコタハウスでのジョンレノン(主演のミアとは共にインドに行った仲)殺害などの事件を思うと、これが本当の「呪われた映画」だとも思う。
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