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インディアン・ランナーのペインのレビュー・感想・評価

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)
4.5
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』からの、ヴィゴ・モーテンセンのフル○ン♂️映画こと『インディアン・ランナー』を(もう1つ『イースタン・プロミス』もフル○ン映画)。本作でのヴィゴの若々しくも漏れ出る色気には悩殺される人が多数では。

ジョン・カサヴェテスにも愛されたアメリカン・ニューシネマ原理主義俳優、ショーン・ペンによる反権力志向な雰囲気濃厚な実に硬派な初監督作。かのマシュー・マコノヒーも生涯の1本に選ぶ。

デニス・ホッパーや、チャールズ・ブロンソンといった70年代アメリカ映画を象徴する男たちが本作をでどうなるかに刮目して頂きたい1作でもある。

本作は、確かにジョナサン・デミやジョン・カサヴェテスといった監督たちのアメリカインディペンデント作品や、アメリカンニューシネマ的な70年代アメリカ映画の味わいがあるものの、決して“滅びの美学”的なものには陥っていない。ショーン・ペンの生真面目さが濃厚で、若干粗削りなうえに“臭い”映画ではあるとは思うのだが、それでも余りある本作の“良心”には胸を打たれる。
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