福田耕太郎

インディアン・ランナーの福田耕太郎のレビュー・感想・評価

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)
3.5
兄と弟。

自分と同じ兄弟構成なので、こういうのは他人事とは思えない。

真面目な兄。危うい弟。

「リバーランズ・スルーイット」のようだ。

兄役のデビッドモースさんは昔からよく見る顔だが、主役の映画は初めて。

弟役のヴィゴモーテンセンは「ロードオブリング」から注目してるが、けっこういろいろ出てるんですね。

ヴィゴの何をするのかわからない怖さ。せっかく積み上げてきたものを躊躇なく壊す恐ろしさ。

ハラハラしました。

フルチン&出産シーンのもろ出しには「うっ!」と思いました。

途中滅茶苦茶やってた弟が兄貴に「ママやパパの事ゴメン・・・」と言うシーン。

何故か涙が溢れました。

ベニチオ君もチロッと出てて良かったです。

パトリシア・アークエットしかあのドロシー役はピタッとこないなと感心しました。

ショーン・ペン監督の心の中にどんな闇があるのか?気になりました。