みみしゃ

クィーンのみみしゃのレビュー・感想・評価

クィーン(2006年製作の映画)
3.6
「投票ってしてみたいわ
 実際に投票所に行くことより、
 一度でいいから自分意見を示してみたい」
「忘れがちですが王室の方には投票権がない
 それでもこの国の政権はあなたのものです」
「そう それがせめてもの慰めね」

「朝 声明を出す」
「今その原稿を練ってる」
「亡くなってまだ1時間だぞ?」
「それが私の仕事だ」

「何からの形で彼女の功績を讃えては?」
「生家の望みは内輪の葬儀なのです」
「ではイギリス国民の望みは?」

「鹿撃ちはまずいんじゃないかしら
 写真に撮られたら誤解されるわ」
「カメラに撮られたらそいつを撃てばいいのよ」

「気味が悪い
 なぜチャールズが僕にすり寄る?」
「女王が今の態度を変えなければ
 国民が王室を敵視しチャールズが撃たれる」
「母親を盾に我が身を守る?
 なんて家族だ」

「世襲特権の段階的廃止を
 本気で論じるなら受けよう」
「お皿を台所へ」
「"王族を断頭台へ"って話なら断る」

「女王は間違ってる
 すぐにでもロンドンに帰ってくるべきだった
 ダイアナは誰もいない宮殿で1人きりだ」

「バッキンガム宮殿は半旗を掲げてないのか?
 私が電話で話す
 それが首相の務めだ」

「国民感情を理解できなくなったら
 世代交代の時なのかも」
「馬鹿を言わないで あなたは誓ったのよ」
「"貴方に仕えるために
 私は全人生を捧げることを誓います"」
「全人生を神と国民に捧げることを誓ったのよ」

「もっと威厳を示すのよ
 ヨーロッパ最大の王家よ
 千年以上途切れることなく続いてきた王家の長
 先代の誰が言われるがままロンドンに戻るって?」

「Mr father of the nation 」

「君って男は何もわかっていない!
 彼女は国と国民に全ての人生を捧げた人だ
 自分が望みもせず父親の命を奪った仕事を 
 50年だ!
 後ろ足で泥をかけた女性を弔う努力をしてる!
 彼女が尊いとする価値観を全て崩した女性をだ!」

「今は大袈裟な涙とパフォーマンスの時代
 私はそれが苦手なの
 感情は自分の中で抑えるものと
 私は愚かにも信じていたの
 "人々はそういう女王を求めている"と
 "務めが第一、自分は二の次"
 そう育てられ それを信じてきた」
みみしゃ

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