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ドクトル・ジバゴのMinaMiのレビュー・感想・評価

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)
3.6
『ドクトル・ジバゴ』というタイトルから医者の話かと思っていたが、医者である前に詩人であった男の話だった。
暴力的なロシア革命の中でも、凍える氷の大地においても、ふと自然の美しさに見惚れてしまうユーリ。
ビクターは文句なしに憎らしい悪役。悪役が徹底して嫌な奴なので、主人公の高潔さが際立つ。悪役が最低な映画は名作。
トーニャと息子はモラトリアム。
ラーラは天然のファムファタール。
3時間を超える長編だが、展開がクルクルまわるので飽きない。
原作がロシアで発禁だったということを含めてドラマチック。

・脚本 8/10
・演技 7/10
・演出 7/10
・音楽 7/10
総合点 29/40
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