ドクトル・ジバゴの作品情報・感想・評価

「ドクトル・ジバゴ」に投稿された感想・評価

【1917年:ロシア革命勃発】


【白か?赤か?】


『戦禍を逃れる人民』にとって、
『兵士の色の違い』など、
『最早区別に値しない』ものです。


『表の色を追求』するがあまり、
『心の色を蹂躙』する世の中が舞台です。


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【読取る・(文)字(言)葉(言)語】


ロシア激動の時代を生きた男、
その名も"ドクトル・ジバゴ"。


彼は"医師"でありながら、
『ジゴロのポエマー』でもあります。


しかし彼の"詩"は、
劇中で読まれることはありません。


もしかすると、
『この映画そのもの』が、
『彼の詩そのもの』なのかも。


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【Zhivago THE END】
犬

犬の感想・評価

3.8
バラライカ

医者であり、詩人でもあるジバゴの半生

ロシア革命を背景に、1人の男の生涯を描いたボリス・パステルナークの小説を映画化

家族、恋、子どもたち、、

なかなかスゴい話
今の日本ではあまり想像できないですね

小さい頃から死まで

3時間を超える壮大な話
ロシア革命を絡ませて大作感あります

長い映画には付き物の序曲、インターミッションあり

白と赤の争い
ラストは悲しいかな

ジュリー・クリスティが美しいです
Shirota

Shirotaの感想・評価

3.8
曲の方を先に知っていた本作、やっと観た。3時間超えの大作。たっぷりかけた製作費、撮影期間。(不倫)ラブストーリーに、ロシア革命を絡めてるからやたら長くなってる。あんな広大な地でそう偶然の再会が何回もあるものか…と突っ込んではいけない。

特筆すべきことは、
*チャールズ・チャップリンの娘ジェラルディン・チャップリンがパリから戻った時のピンクのコートがめちゃ可愛い!
*ナスターシャ・キンスキー父のクラウス・キンスキーのイカレ具合
*ソ連で撮影できなかったのに凄く寒そうで顔色が死人みたいなメイク
*氷の家
*モーリス・ジャールの「ラーラのテーマ」
*アラブ人のオマー・シャリフが英語でロシア人の役
*可愛くてモテモテのジュリー・クリスティ
*鏡越しのラーラのドレス姿。窓越しに部屋を移動するコマロフスキーを追いかけ撮影。ろうそくが窓の氷を徐々に溶かしていき中の様子が覗ける演出。窓の雪の結晶が黄色の水仙に変化。

なんだかんだ見応えあった。
やはり後世に残る名作でした。
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
映画という大衆娯楽ごときで政治的主張をしたり、プロパガンダを試みるのは非常に不快だし、危険だと思う
この世界というのは思ったよりバカで満たされていて、そういうバカが手にできる情報は思ったほど公平でないこともまたバカは気づけない
それから長い映画を撮る人は、シーンの引き算が下手なのだと思う
えみ

えみの感想・評価

3.9
インテリを排除するソ連共産党はおかしい。それだけ穴があったんやね。
終始良いことが起こらないんだけど、ウクレレだけは、その意思を繋いだんだと思うと、もうボロ泣きですね。
デヴィッドリーンは3作目。
アラビアのロレンスよりは好きでした。

波瀾万丈な人生と激動の時代。
といった大作もので、八甲田山ばりの、いやもっとひどいか、雪雪雪のロシア。

ベンハー以来のこの長尺。
意外にすんなり。
こんなに長尺なのに、あっさりとしたところが多く、編集も簡素に感じながらも、激動のロシアに魅入ってしまった。


もっとロシアの生活様式を感じとりたかったのは欲張りなのかもしれん。

怪優クラウスキンスキーの登場にも是非触れたい。存在感で言うたら右に出るものはおらんのちゃう。
あと、このヒロイン見たことあるなー思たら、アルトマンの西部劇でとった人やな。

残り312本
kickin

kickinの感想・評価

4.4
規模からしても歴史的名作。基本的にはロシア革命と戦争に翻弄される恋愛映画なんすかね。ジバゴもラーラも、ましてやコマロフスキーすら否定する気にはなれないのは、オレが歳をとったからかもしれない。途中の気の狂ったようなあの親父は…クラウス・キンスキーだったのね笑
寿都

寿都の感想・評価

4.8
ロシア革命恐ろしあ!!序盤は、革命前夜の不穏さ、見慣れぬ美しすぎるロシア文化と映画的迫力、予想外の濃厚なエロス、オマルシャーリフの眼力に、動悸がおさまらなかった。
クラウス・キンスキーを初めて見れてうれしい。

戦争と平和をテーマに描くには、ラブロマンスや大河にした方が観やすくなっていい。戦争や革命に関わらずに不倫恋愛するのも、個人の自由である。

その自由を悪とみなす社会主義者たちが、何故あそこまで狂暴化するのかが、おもしろい。税金を払っているとはいえ、富の分配どころか自分が豊かになることだけを考え、よその貧困を平気で無視できる私自身も、映画中のブルジョア達とかわらない。
くろお

くろおの感想・評価

4.2
この映画も長いけど、オマー・シャリフはじめ、キャストから美術から何から何まで世界観が完璧で、すっかり魅せられてしまった。
主人公が時代にひたすら翻弄される話だけど、ラスト確かに残る血縁の証に思わず涙…

かなり好きな映画
先日誕生日ということでオマー・シャリフがGoogleのトップを飾っていて、この主演作を久々に見たくなった。

セルゲイ・ボンダルチュクやユリア・ソーンツェワの映画みたいな当時のソ連映画的趣がしっかり感じられる映像になっていて、言葉以外英語圏の映画らしくなっていない点はデヴィッド・リーンらしい。

序盤のデモ弾圧のシーンが戦艦ポチョムキンのオデッサの階段みたくなっていたのもソ連という国を意識したオマージュのようで特に印象に残った。

前述のソ連的雰囲気のおかげで文芸映画としてしっかりとした見応えを感じさせるものとなっており、前作アラビアのロレンスほどの雄大さはさすがに無いけれども3時間目を惹きつける魅力が十分にある力作だった。
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