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醜聞(スキャンダル)のlagのレビュー・感想・評価

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)
3.8
店頭が売り切れで出版社に乗り込み自分の記事を頭ぽりぽりしながら食い入って読み責任者をぶん殴る。そのままの猛犬注意から結核で五年も寝てると聞いて顎ぽりぽり。変わり者の弁護士が家に来たら首ぽりぽり。頭ぽりぽりしすぎて髪を掻き乱す。

大きく綺麗な目をした歌手の山口淑子。実に危ないよく喋り起伏が激しい志村喬。少しくらいでたらめでも景気良く活字にしちまえば世間には通る。部屋に引き上げて晩飯食って風呂入って寝ちまっただけだ。もし恋人がいたら隠したりするもんか。臆病に泣き寝入りするからのさばるんだ。言論の自由をかかげて基本的人権を侵すあいつを人類の一員として認めたくない南京虫め。尊敬のない人気なんてたくさん。神様がよっぽど機嫌が良い時につくったんだな。心の底をぶちまけないと胸ん中つかえて生きていけない。ジングルベル流してクリスマスツリーを荷台に乗せてきよしこの夜の伴奏を弾くかっこよすぎるサンタクロース。エンジン音を聞いて自信を保ちオートバイを走らせキセルを吸う豪快な画家の三船敏郎。

公判が始まるとそれまでに比べれば重苦しい。異議申し立てには理由を明らかにする必要がある。小切手はもういらない。分別つきすぎる人物は安っぽくていかん。けち臭くて問題にならん。
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