広島カップ

張り込みの広島カップのレビュー・感想・評価

張り込み(1987年製作の映画)
3.0
ジョン・バダム監督の描く警察はどうも頼りない。
『ブルー・サンダー』(1983)もそうでしたし本作も警官がヘマをかましてきます。
張り込み中に真面目にキチンと勤務していれば起きることもないであろうハプニングが作品に起伏をもたらして来るシナリオ。
もっとも真面目にキチンとやってたら映画になりませんけどね。

"臭い"を強烈に放って来る作品として本作は秀(臭)逸。
前半、大量の生魚のなかで泳がされた刑事役のリチャード・ドレイファス。
ダサ~い無地で黒いキャップを被って生臭 ~い魚の中でもがいた彼は『ジョーズ』(1975)で臭~い鮫の内臓の中に両手を突っ込んだフ~パ~の時のようにお近づきになりたくない存在でした。
彼は作品の終りまでなんだか臭ってそうでした。
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