ずん

ジュラシック・パークのずんのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.0
大人になってから改めて観るジュラシックパーク
これが天才スピルバーグか
恐らくこれは恐竜映画ではない
多くの要素と大きなテーマを描く為の演出が恐竜
だからこそオープニングから最高に面白い
恐竜の登場は中盤以降、むしろクライマックス
物語は化学の敗北と自然の勝利
その反面、映画の歴史としてはテクノロジーの勝利
マルコムがジュラシックパークという作品で放つセリフがこの映画の全て
「出来るかどうかに夢中になるあまり、すべきかどうかは考えようとしなかった」
化学も学問も映画や音楽もすべきかどうかを考えなければそれは進化ではない
過去を大事にしながら応用すること、オリジナルを生むこと
それこそが進化であること
ジュラシックパークを今こそ観るべき理由はここにある
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