ヒロ

お早ようのヒロのネタバレレビュー・内容・結末

お早よう(1959年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

24-24
人生初小津作品!

年末に録画していたものをようやく鑑賞しました。
まさかこんなにおならの音を聞かされるとは!笑

さして劇的な展開があるわけではありませんが、ユーモラスなやりとりと普遍性のあるテーマで楽しめました!
戦後10年ほどの時代ですが、「うわー、こういうおっさんおばさんいるなぁ」と思わされるあたり、人物描写がうまいですねぇ。
よく言われる特徴的な撮影技法については、まぁ言われればなるほどという感じです笑

たしかに「おはよう」「こんにちは」なんて無駄と言えば無駄ですが、だからと言って不要なわけではないですよね。最後の駅でのやりとりでずっと天気の話してるのには思わず笑ってしまいました。

子供達はとても個性的でみんな楽しいですが、中でも勇くんめちゃくちゃかわいいですね。
彼がちょこまかしてるだけでほんわかします。

お隣のセクシーなお姉さんとか、噂好きのお隣さんとか、本筋にもう少し絡んでくるのかなと思っていた人たちはそれほど絡んでこずにあくまでサブストーリーという感じでしたね。
その辺りを絡めすぎると話が複雑になるので、このぐらいがちょうどいいだろうという絶妙な塩梅というところでしょうか。
ヒロ

ヒロ