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光る眼のadeamのレビュー・感想・評価

光る眼(1995年製作の映画)
2.0
カーペンターがクリストファー・リーヴを主演に迎えたインベージョンホラー。
ある日村人全員が同時に気絶して目を覚ますと女性が全員妊娠しており、やがて生まれた子どもたちはそろって白髪で無表情、そして光る眼で大人たちを操る能力を持っていたという物語です。
のどかな村にじわじわと恐怖が忍び寄っていく淡々とした語り口はカーペンターの真骨頂を感じられますし、直接的な攻撃でなく、自傷や自殺に追い込むやり口も良かったです。
情を持ってしまう子どもが出てくるのも適度なドラマ要素として悪くなかったのですが、高等生物云々の会話はメッセージを主張するために取って付けたような印象でした。
銃撃戦と爆発というクライマックスの盛り上げ方は間違ってしまった印象で、だるまさんが転んだ的なやり取りはもはやコントでした。
サイコキネシス的な能力なら例えば「キャリー」のような方向性で締め括ることができていたら、もっと高く評価されたような気がしました。
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