重要だけど、手をつけにくいテーマにうまく切り込んだ良作!
ユーリ(ニコラス・ケイジ💕)の人の良さそうな八の字眉にみとれているうち、思わぬ起業と発展がトントン拍子に進んでゆく。
相棒に抜擢されたイケメンの弟が危なっかしくて、はらはらする。才能なくても料理店にいたほうがよかったよね。😭💦
兄弟の身を案じながら観ていると、前半のユーモラスな展開や、テンポのよさに、商品のきな臭さが薄れてゆく感じ。
後半になると、商売の残酷な本性に少しづつ焦点が絞られて、抜け出せない泥沼を歩いていたことに気づく仕掛け。
足を取られ、転倒し、大切なものを失っても、歩き続けるビジネス中毒。
商っているものが他人の生命であることに、なんの呵責も感じない。
思考停止しちゃった商売人&関係者達の怖さ!
やっと逮捕にこぎつけたバレンタイン捜査官に、淡々と語りかけるユーリの言葉は、本当に驚くべき事実であり、諸悪の根源を突く警報だった。
ゾッとするような構図が、現実なのだと突きつけられて絶句する思い。
アンソニー・ホプキンスの「ファーザー」
にも通じる、思いがけない学びを得たショックを感じた。
監督以下、いい仕事しましたね!!!
センスのいい、訴求力のある反戦映画でした!!!
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取り締まりに情熱を燃やす若き捜査官、バレンタイン!
少し若すぎない?と思ったけど、組織のなかでは年齢と共に妥協する体質に変化しちゃうのかもしれないですね。
(歳を重ねても闘い続ける司法&警察官がいてほしいけど!)
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タイトルは「戦争の支配者」という意味だそうですが、誤訳の「戦争の道」でも通じる内容。wikiに邦題で苦心した逸話があり面白かった。