''死の商人''と呼ばれる武器商人にスポットを当てた作品で、何人もの武器商人への取材をもとに作られているので、彼らの実態を垣間見ることができるのではないでしょうか。
監督・脚本は『ガタカ』の監督と脚本や、『トゥルーマン・ショー』の脚本を手がけたアンドリュー・ニコルということで、流石の面白さでした。
登場人物それぞれに芯があってよかった。アフリカの紛争地帯の''もう誰も味方でない''という感じだったり、人々を守るべき軍人が賄賂を受け取り武器の販売を許可したり、その武器を罪のない人に向けたり、武器輸出を国がリードしている実態だったりを無駄なく伝えようとしている。
平和を目指す国連の常任理事国5ヶ国がほとんどTOP5ヶ国である現状を批判的に描いている気がした。