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飛行士の妻のharumijanoのレビュー・感想・評価

飛行士の妻(1980年製作の映画)
3.8
なんて馬鹿な女なんだ…
「優しすぎるのね」だって?自分だけが悲劇のヒロインだと思って。こんな女と付き合ってるフランソワもバカだよ。

フランソワはペンが出なくてチャンスを失い、クリスチャンは何ともなく連絡を取ることができる。つまりはこの対比?
「孤独を嘆くくせに人との同居は嫌なの?」…響くぜ…

フランソワ、とにかくカフェで寝ちゃう
彼女の不倫相手を街中で見つけても近くで寝ちゃう。でもラッキー、起きたらその不倫相手はさらに知らない女と一緒にいたし、その後尾けられることになった。
そして乗ったバスで一緒になった女の子と公園を抜ける。

ハリウッド式の切り替えショットは使わないタイプなんだなぁ。会話してても発言者じゃなく聞き手の表情や仕草を追ってる事が多い。それにより二人の会話がより自然に見える。まるで観客が第3者としてその会話をすぐそばで聞いているように。

「今すぐ一人にして」って言って、「あ、これ絶対帰らないでっていうやつだ」と思ってたら本当に言って笑っちゃった。ほんと馬鹿な女だ。
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